1年生人権教室
2025年6月3日 08時00分昨日6月2日(月)5校時、印西市から人権擁護委員のみなさまを講師にお招きし、1年生262名を対象に人権教室を実施しました。
講師の人権擁護委員のお二方と、印西市のみなさまです。
はじめの言葉 校長より
はじめに人権擁護委員の先生から、人権って何だろうというお話がありました。
続いて、もうお一方の人権擁護委員の先生から、小学校時代にこの「人KENまもるくん」と「人KENあゆみちゃん」に見覚えがないか質問があり、大半の生徒が見たことがあると手を挙げました。小学校時代にも人権教室を受けているんですよね。
続いて絵本の読み聞かせです。タイトルは「ふたりのももたろう」。最初はみんながよく知っている、鬼退治に鬼ヶ島に出かけるももたろうのお話です。
次のお話は「おにのこももたろう」。ももが川を流れ海に出て、鬼の住む島に漂着しました。こちらのももたろうは鬼たちに優しく育てられます。
こちらのももたろうは自分にみんなと同じような角が生えていないことに悩みます。しかしこの島では鬼たちがお互いに好きなものが違うなど、お互いの違いを認めて平和に仲良く暮らしているのです。ももたろうのちょんまげも素敵だよ、とある鬼が声をかけてくれました。
こうした鬼たちのすむ「にじがしま」にはさまざまな趣味や嗜好を持つ動物や鬼、人間たちが集まって仲良く暮らしています。あの「おにたいじのももたろう」も「悪い鬼を退治しよう」と仲間を連れてやってきました。しかし、ここには悪い鬼がいないようです。このあと、二人のももたろうはどうなるでしょうか?
お話を聞き終えて、隣近所同士で感想をシェアします。
生徒たちは講師の先生から、感想を発表するように促されました。最初はちょっと尻込みしていましたが、多くの生徒がお話の感想をみんなの前で話すことができました。
続いて今日のメインイベントです。講師の先生から「この『ふたりのももたろう』のお話の続きを考えてみよう」という指示が出ました。1年生は真剣に物語の続きを考えて、プリントに書き込んでいます。一体どんなお話になるのでしょうか。
こちらもみんなでシェアします。決してハッピーエンドのお話ばかりではありませんでした。いろいろな考えがありますね。こうした違いをお互いに知ることが大事だと思います。
最後に生徒代表がお礼の言葉を述べ、生徒全員でお礼の気持ちを表して拍手を贈りました。やさしい絵本で人権について考える機会を設けてくださって、どうもありがとうございました。生徒たちは楽しみながら人権について考えていました。人権擁護委員のお二方と印西市に感謝いたします。