第2回進路説明会
2025年10月2日 17時29分2学期も半ばに入ってきました。全校生徒が躍動したあの熱い体育祭を終え、3週間後には銀杏祭が待っています。
3年生のみなさんは、進路スケジュールも佳境に入ってきたところです。9月早々に第2回定期試験と第3回実力テストを終えました。一人一人結果をどう受けとめているでしょうか。明日には4回目の実力テストを控え、来月半ばには、三者面談を行います。この後3か月あまりで私立高校、4か月あまりで公立高校の入試に挑戦します。もうあっという間ですね。
実力テストを元に自分の力を見極め、充実した学校生活を送ることができるよう、最後は自分で進路を選んでください。
保護者のみなさま、本日はお忙しい中進路説明会にお越しいただき、ありがとうございます。あらためましてごあいさつ申し上げます。校長の臼井昌章でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、進路選択にあたり、保護者のみなさまにお願いがあります。それは、選んだ進路先でお子さまがどんな学生生活を送りたいと考えているのか、また親御さんが子どもにどんな学生生活を送らせたいかをよく話し合ってイメージしてほしい、ということです。実力テストや模擬試験の点数や偏差値は入学試験の大きな判断材料になるので利用すべきだし、参考にしてほしいですが、決してそれだけでは決めないでほしいと思います。
3年間しっかり通えるか、高校では何をメイン(進学・部活動・学校行事)に生活するのか、高校卒業後の進路はどうするのか、ぜひご家族で相談してください。通学距離や通学時間、乗り換えの回数は大丈夫でしょうか。学費、定期代やスクールバス代、部活動の遠征費、制服代や学用品費などの諸費用は問題ないでしょうか。学生の本分は勉強ですが、それは大学進学に向けてか、専門学校進学か、それとも実学を身につけてすぐに就職をしたいのか。それによっても進路先が変わってきます。大学へ進学するとなると、将来の受験科目は何を選択するべきでしょうか。今は受験方法も本当に多様化し、場合によっては1科目だけで受験できる大学もありますし、多数の科目を受験しなければならない大学もあります。高校によっては、選択授業で生物を選んだ時に、それ以外の理科である物理と化学の両方は履修できず、物理と化学のどちらかを選ばなければならないというカリキュラムのところもあります。そうすると受験できる科目が限られてしまいますから、よく調べておかなければなりません。
鶏口となるも牛後となるなかれ、と言います。難関と言われる学校で切磋琢磨するのも一つの学生生活の送り方ですが、余裕をもって進学し、学内で上位にいる場合、推薦でAO入試という手も考えられます。高校3年の2月・3月まで受験に挑むのではなく、高校3年の11月・12月には大学が決まっているという方式も選べるのです。
あるいは私立大学付属校に進み、そのままエスカレーター式に系列の大学への進学を狙うというやり方もあります。ただ、事前によく調べておかないと困ることも。勉強が得意なのでよかれと思って特進クラスを選んだら、特進だとエスカレーター式の内部進学ができない、大学進学には必ず受験するシステムになっているという高校やコースもあります。保護者のみなさまは、豊富な社会経験と知識をお持ちです。ぜひ、人生の先輩として、お子さまに適切に助言してやってください。
学級担任や進路指導主事をはじめとした3学年職員と保護者のみなさま、そして生徒のみなさんが情報を共有し、連絡を取りあい、お子さまにとって最もよい進路を選択できればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。